カントン包茎 福岡県糟屋郡より【診療録228】相手に申し訳ない気持ち
性行為のたびに感じる恐怖──「いつも不安でした」
「相手に申し訳ない気持ちと、自分への情けなさでいっぱいでした」
そう語ったのは、福岡県糟屋郡にお住まいの20代男性。
学生時代から、自身の性器について「どこか人と違う気がする」と悩んでいたとのこと。亀頭は通常時にはなんとか露出できるものの、勃起時には包皮口が強く締まり、激しい痛みが生じてしまう。中には途中で性行為をやめざるを得なかった経験もあり、気まずさから深く落ち込んだこともあるそうです。
そんな悩みを抱え続けたままでは、今後の人生やパートナーシップにも支障が出ると感じ、真剣に治療を考えるようになり、当院へご相談くださいました。
カントン包茎の特徴と放置リスク
カントン包茎とは、包皮の開口部が狭いために亀頭の露出や戻しに支障をきたす状態を指します。今回の患者様のように、通常時は亀頭が露出しても、勃起時に締め付けが起こるタイプは典型的な例です。
代表的な症状には：
- 勃起時の強い締め付けによる激しい痛み
- 性行為の際に包皮が戻らず、鬱血や裂傷の恐れ
- 陰茎部の不衛生や悪臭、皮膚炎の発生
- 精神的コンプレックスの強化
カントン包茎は放置すると、日常的な生活だけでなく精神面にも大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
院長の診察──「痛みを伴うままでは、将来的にも支障が出ます」
初診時、患者様はかなり緊張された様子でしたが、状態を診ながら丁寧に説明を重ねることで少しずつ表情が和らいでいきました。
診察の結果は、明らかなカントン包茎。包皮口が狭く、特に勃起時に強く締まることで痛みが生じる典型的なケースでした。
院長より「絞扼輪を外科的に除去し、必要な包皮は残す形での手術を行えば、衛生面と性機能の両方で大きな改善が見込めます」と治療概要の説明あり。患者様も納得され、当日そのまま手術に踏み切ることとなりました。
手術内容と料金の詳細
- 手術名：カントン包茎手術
- 内容：絞扼輪除去を含む
- 費用：手術費用 330,000円（税込） + 絞扼輪除去 77,000円（税込）
手術当日の様子と術後の感想
「本当にこれで良くなるんだろうか…」
そんな不安を胸に、患者様は手術当日を迎えました。局所麻酔のもと、手術は約30分ほどで終了。
手術後、患者様は静かに一言──
「ようやく、ずっと抱えていたものから解放された気がします」
これまでの不安と緊張がほぐれた瞬間でした。
手術後のケアと注意点
（手術時間） 30分から40分が目安となりますが、患者様の状態により異なります。
（麻酔について） 局所麻酔。負担が少ないよう段階的に麻酔を行っています。
（内服薬・患部消毒について） 当日より当院より処方する抗生剤を服用していただきます。切る治療の場合、翌日からのシャワー対応後、患部を消毒していただき包帯で保護。しばらくこの手順で経過観察となります。術後ケアについては治療後に詳しく内容を記載したものをお渡ししますのでご安心ください。
（経過来院・抜糸について） 術後の傷痕に配慮し、美容手術用極細ナイロン糸使用にて縫合。経過来院についてはご予約のうえで随時対応。
（日常生活や仕事に関して） 当日はできるだけ安静にしていただきます。
（術後の患部の痛み・腫れや浮腫みについて） 麻酔等の影響で 1ヵ月ほど腫れや浮腫みが出やすい。個人差はありますが２～３カ月ほど浮腫みやすい傾向があります。切る治療を行った場合、個人差はございますが痛みを感じる方が多くおられます。そのため、痛み止め等の処方を行っておりますのでご安心ください。
（シャワーやお風呂について） 切る治療の場合、当日は患部は濡らせません。翌日よりシャワー対応可能。湯船は５日目より可能。切らない治療の場合、当日よりシャワー対応可能。出血が止まれば湯船可能。
（性行為や運動について） 患者様の経過により異なるが、３～４週は不可。
（ご来院からお帰りまでの所要時間） 1時間から１時間半ほどが目安となります。術後は医師の指示に従ってください。
当院よりひとこと
男性特有のデリケートなお悩みは、なかなか家族や友人に打ち明けづらく、一人で長年抱え込んでしまう方も少なくありません。
私たち東郷美容形成外科 福岡メンズでは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が安心して治療に臨めるよう環境を整えております。カウンセリングでは納得がいくまでご説明し、手術も日本形成外科学会専門医である院長がすべて執刀。不安がある方には、術後も24時間対応可能な専用ホットラインを設けており、些細なことでもいつでもご相談いただけます。
医療は信頼関係から始まります。私たちは、患者様一人ひとりの人生に寄り添うパートナーであり続けたいと願っています。今後も安心・安全な医療を通じて、皆様の「変わりたい」というお気持ちに応えてまいります。
