本日は福岡県太宰府市からED治療を希望された70代患者様がご来院されました。
治療の経緯
この患者様は、3年ほど前に前立腺がんの手術を受けられたとの事。2割ほど神経は残して行うとの事前説明があったようで、手術後も勃起反応自体はあるが挿入には至らない状態になったとおっしゃられていました。手術前は医療機関でレビトラの処方を受けており、効果があったが手術後は以前のような効果が得られなくなったとの事。どうにかならないかとインターネット検索で当院の医療ブログを見てご相談に来られました。
当院が目指すところは『男性器治療のかかりつけ医』としての存在意義
個人クリニックならではの強み
クリニックを選ぶ際に「料金」ばかり気にしていると、いざという時に
困ることがあります。治療は治るまでが治療であることをお忘れなく。
前立腺がん手術後の勃起時の変化
前立腺がんの手術方法には、根本的に癌細胞を残さないよう全摘手術行うケース・放射線治療・ホルモン治療などがあげられます。今回の患者様は手術を適用されたケースのため、前立腺周辺にある勃起に関わる神経が切除され、勃起や勃起の維持が難しくなったことが考えられます。
事前に2割ほど神経を残すとの説明があったため、神経温存での手術だったと考えられますが、これまでのED治療薬が効かなくなったとなると他の治療方法を模索する必要があります。
勃起状態になるまでのメカニズム
一般的な加齢などにより考えられる要因
当院には60代・70代からのED(勃起不全)についてのご相談を大変多くいただいております。一般的に30代後半・40代となりますと、若い頃に比べて勃起時の状態が変わってきたと感じる方、日によって勃起時の硬さなどに変化を感じるようになったとおっしゃられる方が多くおられます。勃起をする頻度や普段からの運動等の意識、そして持病・生活習慣病など、勃起時の変化には様々な要因があると考えられます。
例をあげますと内科的疾患の影響・心理的な要因・生活習慣病・手術や外傷による影響・加齢の影響などがあげられます。そのため、ED治療に関しては複合的な要素が影響することも多く、少しでも効果実感が得られる治療方法を考えることが大切です。
普段から勃起をさせることを習慣化
どの男性にも考えられるのが、年齢を重ねるごとにだんだんと性行為やマスターベーションの頻度が減ってくるという現実。それは仕方のないことかもしれません。ペニス自体は血管の集合体となりますので、勃起時はは陰茎部の海綿体に血液が流入して起こります。そのため、勃起させること自体が減ってきますと、少なからず勃起時にも変化が出てくるようになる方が大変多くおられます。日常生活で勃起力が下がらないよう努力や意識しておくことは大変重要なことです。
そのためにあることを生活習慣に取り込んでいただくと、多少なりとも勃起力にいい影響を与えることがあります。こういった勃起に関わるトレーニング等もお薬の処方時にお話させていただいております。患者様自身にも協力いただき、ICI治療を利用した勃起力改善のためのメソッドを継続的におこない、経過観察していきます。
患者様のお悩みとは
前立腺がん手術後にこれまで効果のあったED治療薬が効かなくなりました。インターネット検索でICI治療を知り、どのような治療なのかいろいろと調べてみました。近隣でICI治療をおこなっている医療機関がなく、インターネット検索でようやく貴院をみつけ、過去に来院された患者様の医療コラムを拝読しました。ダメで元々の気持ちで自分に効果があるのか試してみたいと思います。
東郷院長より問診およびICI治療・テスト注射について
ICI治療の概要および、実際の注入方法について東郷院長より説明。このICI治療で一番大切なのは正しい注入方法で注射をおこなうということ。正しい注入方法で注射ができなければ、本来の効果を望むことも難しくなります。そのため、院内でおこなうテスト注射に関しても、この点で問題がありますと本来の効果判定ができません。東郷院長が正しい注射の仕方をしっかりとレクチャーしていますのでご安心ください。
初めての治療となるため、大変緊張されていましたがテスト注射は特に問題もなく大変スムーズに終わりました。院内にてしばらく待機いただき、ICI注射の効果判定となりましたが問題なく勃起反応がありました。ご本人もED治療薬とは全く異なった効果にびっくりされていました。あとは、当院独自の勃起力改善メソッドも並行し、正しい注射の方法で行為に臨んでいただくこととなります。今後は処方時にヒアリング等を行いながら、共に経過観察となります。
今回の処方内容
ICI注射(当院独自の勃起力改善メソッドもご案内します)
初診料 ¥5,500-(税込)
テスト注射 ¥5,500-(税込)
ICI注射 1単位 ¥11,000-(税込)
当院よりひとこと
今回の患者様のように前立腺がん手術後の勃起について悩んでご来院される方が大変多くおられます。実際にご遠方からのご相談も大変多く頂戴しているのですが、近隣にICI治療をおこなっている医療機関がないとのお声も寄せられています。
以前ニュースにもなり閉院された医療機関もありましたが、初回だけ問診をおこない、あとは薬だけを送るだけのクリニックもあるようです。過去にこのようなクリニックを利用された患者様が使用済みの注射器の処分に困り、自分の畑に埋めているととんでもない事をお聞きすることがありました。
これは単に薬を送付し、そのあとの注射針などの処分について適正な対応をおこなっていない医療機関としてはあるまじき行為が生んだ事例だと思います。本来、注射針や注射器に関しては使用済みのものは医療廃棄物となるため、処方をおこなった医療機関がしっかりと回収し処分する必要があります。したがって、薬は送付しますが処分は個人でとなることは大変な問題です。
当院ではお薬の処方希望がある場合、前回の使用済み注射器回収を義務化しており、回収についてはカルテ上で数合わせを正確にしております。そのため、使用済み注射器回収ができない方に関しては処方自体おこなうことができません。正しく適正におこない、処方でご来院の際は毎回使用実感や効果についてのヒアリングをしながら、患者様の経過を共に見守っています。
過去にご来院された患者様からお聞きしたのですが、一部、ED治療に関しては薬を売るといった商売目的のような対応をおこなう所もあるようです。しかし、「治療」である以上、こういった処方後のフォローをおこなうことは、患者様からご相談いただく医療機関側が責任をもっておこなうべきことだと考えます。
明瞭な料金提示
当院の治療費用には診察料・麻酔代・手技料・投薬などの費用がすべて含まれています。
そのため、料金表以外の費用は一切かかりませんのでご安心ください。
詳しくは当院ホームページにございます料金表をご確認ください。
福岡・天神でICI治療なら医療法人東耀会 東郷美容形成外科メンズまでご相談ください。
記事監修医師 東郷美容形成外科 福岡メンズ 院長 東郷智一郎 -WRITER-
医療法人東耀会 東郷美容形成外科 福岡メンズ 院長:東郷智一郎
日本形成外科学会専門医・日本美容外科学会(JSAS、JSAPS)正会員・日本皮膚科学会正会員 形成外科医として大学病院の医局長、そして大手グループの美容形成外科院長を歴任し、福岡・JR博多駅前で東郷美容形成外科 福岡メンズを開院。